Zynqberryを観察する(2)
どうも,まるさ@maruuusa83です.
前の記事に引き続いてZynqberryを観察していきます.
Zynqberryには何が書き込まれるのか
Zynqberry用のVivadoプロジェクトを自動生成するスクリプトvivado_create_project_guimode.cmd
があるので,
こいつを使ってみます.
ただし,block_design\zsys_bd.tcl
はVivado 2016.2で吐かれているので,scripts_vivado_version
の値を2016.3
に
変更しておく必要があります.
すると,こんなBoard Designが書き込まれたプロジェクトができました.
Board Design
PS部に加えて,RasPi2のGPIOを実現するIPと, こいつをコンフィグするための信号をAXIからデコードするようなIPが追加されています.
クロック周りがどうなっているかチェックしました.
Clock Configuration
チュートリアルではPSは33.3333MHzで動いていると書いてありますが,やはりInput Frequencyが33MHzなだけであって, CPUは666MHzで動いているようです.
33MHzっておそすぎでしょ(#^ω^)
FCLKは50MHzのCLK0と100MHzのCLK1が生成されていますが,なぜかCLK1は使われていません.PLには50MHzが供給されていました.
とりあえずImplementしてみる
リファレンス・デザインそのままでImplementしてみました.
ハードウェア使用率(post-implementation)
GPIOに引っ張り出すためにI/Oの消費量が伸びていますが,ほかに特に不思議はありませんでした.
XC7Z020版がほしいなあ・・・
それでは
今回はこのへんで ノ
まるさ