まるさや

技術っぽいことかきます

Zynqberryを観察する(2)


どうも,まるさ@maruuusa83です.

前の記事に引き続いてZynqberryを観察していきます.




Zynqberryには何が書き込まれるのか

Zynqberry用のVivadoプロジェクトを自動生成するスクリプトvivado_create_project_guimode.cmdがあるので, こいつを使ってみます.

ただし,block_design\zsys_bd.tclはVivado 2016.2で吐かれているので,scripts_vivado_versionの値を2016.3に 変更しておく必要があります.

すると,こんなBoard Designが書き込まれたプロジェクトができました.


f:id:maruuusa83:20161110134934p:plain Board Design


PS部に加えて,RasPi2のGPIOを実現するIPと, こいつをコンフィグするための信号をAXIからデコードするようなIPが追加されています.

クロック周りがどうなっているかチェックしました.


f:id:maruuusa83:20161110135355p:plain Clock Configuration


チュートリアルではPSは33.3333MHzで動いていると書いてありますが,やはりInput Frequencyが33MHzなだけであって, CPUは666MHzで動いているようです.

33MHzっておそすぎでしょ(#^ω^)


FCLKは50MHzのCLK0と100MHzのCLK1が生成されていますが,なぜかCLK1は使われていません.PLには50MHzが供給されていました.






とりあえずImplementしてみる

リファレンス・デザインそのままでImplementしてみました.


f:id:maruuusa83:20161110141842p:plain ハードウェア使用率(post-implementation)


GPIOに引っ張り出すためにI/Oの消費量が伸びていますが,ほかに特に不思議はありませんでした.


XC7Z020版がほしいなあ・・・






それでは

今回はこのへんで ノ


まるさ